9月の石川県からの海鮮BOX
こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます。
過去の記事でも書きましたが、私は新鮮な魚を自分で捌けるようになりたくて特訓中でございます。
そのときの記事はこちら。
で、ブログでは紹介してませんでしたが、月に一度のペースで海鮮BOX(ランダムで新鮮な魚が入れられてくる魚の福袋みたいなやつ)を注文し、修業は続けていたのです。
注文してるのは毎回、石川県の竹本商店さんの2700円(税込・送料別)の「 旬の地物鮮魚詰合せ 」ってセットです。
私、北陸のお魚が大好きなので。
こちらは6月に届いた魚。
さこ鯛、マアジ、水だこ、トビウオ、赤カレイ。
で、こちらが7月に届いた魚。
カワハギ、ソウダガツオ、メジナ、真鯛、赤イカ。
どれもばっちり捌いてやりましたよ!!!
8月は仕事が忙しすぎて余裕がなかったため注文せず。
1か月ブランクが空きましたが、今回の記事では9月に届いた魚のレポートを報告しようと思います。
中身はこちら。
取り出して並べてみると、うちの近所のスーパーでは決して見ることがないやつがいっぱいいました。
左側が上からソウダガツオ、シタビラメ。
右側が上から近目金時鯛、鬼かさご(2匹)、真鯛。
高級なイメージのお魚が盛りだくさんじゃないの。
難易度の高そうなのが混ざっているので少し不安ですが、これを料理していきます。
ちなみに内臓とウロコに関しては、事前に処理された状態で送ってもらってますよ。
まずはシタビラメ。
皮がはがれた状態なので、なんか未知のクリーチャー感が増してますね。
料理として食べたことはありますが、素材の状態では初めて目にする魚です。
シタビラメの中にも種類があるのですが、たぶんクロウシノシタってやつなんじゃないかな??
この魚は平べったくて、私の技術では到底、三枚におろすとかはできなさそうなのでシンプルに頭とエンガワだけ切り落としてムニエルにしていきます。
やっぱりシタビラメといえばムニエルですよね。
小麦粉をまぶすのを忘れたまま焼き始めてしまい、危うくただの焼きシタビラメになるところでしたが、なんとか取り返しがつく時点で気づいて事なきを得ました。
ふぅ、アブナイアブナイ。
完成したものがこちらです。
画像ではバターぎとぎとに見えますが、レモン汁を加えたソースです。
ほどよく脂がのったクセのない身は柔らかく、むっちゃ美味しかった!
やっぱりシタビラメはムニエルだなー。
てかムニエル以外でシタビラメ食べたことないけど。
続いて、オニカサゴ。
この魚には過去に1度挑戦し、ヒレが痛いわ、唐揚げにしようとしたら全然火が通らないわで手痛い目に遭ったことがあります。
なので「 今回のお魚リスト 」みたいな紙にコイツの名前があるのを見たときは正直「 うわ 」と思ったのですが、痛そうなヒレはきちんと取り除かれてるし、3枚におろせそうなサイズだったので、刺身にすることにしました。
背びれがないとはいえ、やっぱりゴツゴツして指先が痛かったですが、なんとか無事成功。
が、私にとってはここからが本番。
苦手な皮剥きです。
案の定、全然うまくいかず、身は悲しい状態に。
いったいどうやったら上手く皮が剝がせるのでしょう。
おまけに包丁で中指を切り、まだまだ序盤だというのにテンションがダダ下がり。
ここから先は絆創膏+ゴム手袋をした状態での作業となります。
続きまして、ソウダガツオ。
こちらは6月に一度捌きました。
触ると表皮に弾力があってぷにぷにつるつるで、「 イルカとかクジラとか触ったらこんな感じなのかなぁ 」って空想が広がります
けっこう骨太で捌きやすく、前回はとてもキレイに3枚にできたのですが、今回は直前に中指を負傷したせいでだいぶヤケになっており、心の乱れが包丁さばきにも表れました。
これはひどい。
上は皮つきで、下が剥がしたものなのですが、恐ろしい見た目ですね。
ちなみに皮なしのものは刺身、皮付きのものは炙ってタタキにします。
気を取り直して、もう何度も捌いたことのある安定の真鯛。
6回か7回くらいは三枚おろしにしている気がします。
むっちゃ捌きやすいお魚。
3枚にするまでは順調。
でもやっぱり、皮を剥くのが全然ダメだったので、途中で諦め、湯引きにすることにしました。
それぞれ調理を済ませ、食べやすいサイズに切って盛りつけたものがこちらです。
なんか男らしいサシ盛りになりました。
手前が私にケガを負わせたオニカサゴなんですけども、こうやって見るとちゃんと美味しそうですね。
どれも臭みがなく、タタキはちょっと塩を振りすぎて辛かったですが、美味しくいただきました
ソウダガツオは身の性質状、ぐちゃってなってしまって残念な食感になってしまいましたが、タイとカサゴは歯触りがよく、白身魚が好きな母・みえ子にも大変好評でした。
刺身にした魚のアラの部分は味噌汁にします。
これはあら汁が好きな父が一人で2日かけて食べました。
最後に残った近目金時鯛は、次の日の夕飯に調理。
食べたことも見たこともない全く初対面の魚ですが、ヒレと色が派手でカッコイイですね。
届いてから2日目なのに目がまだキレイ。
触った感じ皮膚がゴツゴツして痛そうだったので(指の傷は全然癒えてません)、包丁は入れず丸ごと料理することに。
おすすめの料理に「 アクアパッツァ 」とあったので、それにします。
軽く焼いた後、調味料を入れ、蒸し焼きに。
完成する直前にアサリとトマトも加え、火を通します。
で、完成したらフライパンごとテーブルに。
なんか思ったよりスープが多くなったけど、色鮮やかでいい感じ!
いい出汁が出てるし、身もやわらかくて美味しい~。
家族からも大好評で、特に父が大絶賛。
具を全部取り除いたあとは残ったスープでパスタを作って(味はさらに調整した)、おなかも満足です。
「 新鮮な海の魚 」と聞くと、海なし県に住む我々にしたら「 刺身にしなきゃ! 」って思っちゃうけど、今回作ったアクアパッツァといいムニエルといい、他の調理法でも新鮮なのは美味しいって、改めて思いました。
今回はちょっと失敗が多かったので、次回はもう少し丁寧にさばいていきたいです。
あと皮を剥ぐ解説動画をもっと見とかなくちゃ。
以上、9月の海鮮BOX、料理レポートでした。
最後まで読んでくれてありがと~。