ヤギネの食レポブログ

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不味くて評判!トラウマ級の黒いグミに約20年ぶりに挑む【リコリス菓子】

黒いグミ(リコリス菓子)

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 こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます(・ω´・+)

今まで食べた中で一番まずかったものってなんですか?

私は不味い食べ物には幾度となく遭遇していますが、1つだけ選べと言われたら

ドイツで食べた黒いグミ

と答えます。

学生時代、語学の勉強のため1ヶ月半ほどドイツのブレーメンに滞在していたことがあります。

当時のドイツではグミが大人気。
スーパーの店頭にもいろんな形や色のグミが並んでいました。
街角でグミを売る露天商の人を見たこともあります。

カラフルなもの、かわいい形のもの。

様々なタイプのグミがありましたが、一際目を引いたのが「 黒いグミ 」です。

種類も多く、売り場面積も広い。
どうやら人気があるジャンルのようです。

『 見た目は気持ち悪いけど、美味しいのかな? 』

好奇心に負けて一袋購入。

その先に待っていたのはトラウマ級の味でした。

「 むっちゃ不味い 」

それから20年近くたった今でもその印象だけは消えません。

でも、不思議なことにどんな味だったかは思い出せないんです。

あまりにも強烈すぎて記憶が封印されたのか。

それとも、不味くて少量しか食べることができなかったから憶えられなかったのか。

考え始めると気になるのが人間の性ってやつ。

というわけで、久々に購入してみましたよ。

ドイツ製の黒いグミ。
リコリス 黒いグミ

いろんなメーカーのがあるんですけども、今回はこのカワイイ猫のパッケージのにしました。

ハリボー(クマのグミが人気)のが一番有名かなぁとは思ったんですけども、前回食べたのが確かそれだったので、ちょっと違うやつにトライしてみます。

ちなみにネットショップ上でも「 まずいグミ 」として売られていましたよ。

わぁー、期待で胸がいっぱいだぁ(┐「ε:)_

黒いグミ(リコリス菓子)について

ヨーロッパでよく売られている黒いグミにはリコリスが使われています。

リコリスは甘草の一種。
甘味料やスパイス、ハーブなど幅広い利用法があります。

ちなみに黒い色はリコリスの色ではなく、食品着色料のカーボンブラック

アメリカやイギリス、オーストラリアには赤いリコリス菓子があり、私はそちらの印象のほうが強いです。

グミのような食感のリコリス菓子が多いですが、飴タイプのものもあります。

西欧圏では長年親しまれ、子供から大人まで人気のあるお菓子なんだとか。

ただし日本人の口には合わないようで、我が国においてリコリス菓子は「 世界一不味いグミ 」として知られています。

私、リコリスが入ったハーブティーをたまに飲むんですけど、嫌いな味じゃないんですよね。

なので、黒いグミも久々に食べたらもしかしたら美味しくイケちゃうかもしれません(`・ω・´) 

購入した商品

今回購入したのはKatjesというドイツのお菓子メーカーのリコリス菓子、「 カッチェス カッチェン 」です。

Katjesはオランダ語で「 猫 」という意味。

こちらのリコリス菓子は、動物性のゼラチン不使用
香料と着色料は自然由来のものを使用しています。

原材料はこんな感じ。 

ちゃんとリコリスエキスが配合されてますよ。
苦味料という見慣れない材料が気になります。

200gも入っているのでずっしりしています。

鼻を近づけると、なんともいえない独特な香りが。

匂いの種類としては全然ちがうのですが、オカズなのかお菓子なのかわからないもやーんとした波長は、日本の昆布飴に通じるところがありますね。

その波長がベースになって、その上に西欧系の市販のお菓子特有なハーブ系の複雑な香りに、甘さがプラス。

リベンジをかけて挑むリコリス菓子ですが、もうこの時点でけっこうしんどい。

袋から出してみました。

キャンディのような形の小粒タイプ。
見た目は硬そうですが、さわるとグニっとしていてグミっぽいです。

 

いざ、実食!

約20年ぶりのリコリス菓子。 
さあ、食べるぞ!

口に入れた瞬間、脳に送られてくる情報が多すぎて思考停止状態に陥ります。

「 何味? 」とかじゃなくて、「 これは食べても大丈夫なのか? 」という段階からのスタートです。

食感は硬めのグミ。

味は化学的というか、なんか間違えて食べ物じゃないものを口に入れちゃっている感覚です。

リコリス菓子は「 タイヤの味 」と称されることがありますが、私にはもっと複雑なものに感じます。

咀嚼する間も、どんどん脳に送られくる味の情報。

甘味、苦み、酸味、など、どの要素も突出してなく、複雑に絡み合っている。
何味と表現することができない。

脳内のデータを検索しても、似ている味が存在しない。

というか、食べ物に認識できない。

「 これはなんだ? 」
「 これはナンダ? 」
「 コレハナンダ? 」

噛めば噛むほど多くなる情報。
ショート寸前の思考回路。

ダメだ、飲み込めない!!!

もうね、生理的に無理とか、身体が拒否反応を示すとか、そういう次元じゃない。

私の魂が全力で拒絶する。

あかん。

これは無理。

2分間の格闘の末、リコリス菓子の戦いは私の敗北宣言により幕を閉じました。

まとめ

 久々に挑んだリコリス菓子。

トラウマ克服どころか、さらなる心の傷を負いました。

完敗です。

もしこれを口いっぱい詰め込まれたらと考えるだけで、恐怖で身体が震えだします。

子供の頃から西欧の文化に憧れ、大学でも欧米文化を研究してきましたが、どうしてもリコリス菓子の良さがわかりません。

『 いつか、このお菓子が美味しく食べられるようになりたい 』

その想いを胸に、また10年後くらいに再度リベンジします。 

残ったリコリス菓子は勿体ないので職場の休憩室のテーブルにそっと置いて来ようと思います。

++まとめ++
無理
無理無理
超無理


以上、西欧の黒い悪魔、リコリス菓子を食べた感想でした。
最後まで読んでくれてありがと( ノ・ω・)ノ

 

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