ヤギネの食レポブログ

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【飛騨地方】ナツメで甘露煮を作ってみたよ【郷土料理】

飛騨の郷土料理 ナツメの甘露煮

こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます。

先日、下呂と高山にドライブに行ったとき、道の駅の野菜売り場でナツメが売られていました。

これを見た父が「 懐かしい 」と購入。

両親が子供の頃は山にナツメがたくさん生えていて、オヤツ代わりに食べていたそうです。

こちらがナツメ。

私としては、加工品のドライナツメは好きでたまに食べますが、生のナツメを手に取るのは初めて。

稀に店先に並んでいるのを見るたびに「 これはいったいどうやって食べるものなんだろう 」と思ってました。

お皿に出してみました。

母・みえ子いわく、緑のより茶色く変色してるやつのほうが甘みがあるそうです。

サイズは銀杏くらい。

とりあえず、まずはそのまま食べてみます。

正直、生食できそうな見た目ではないので躊躇いがあります。

思い切って口に放り込んで噛んでみると、リンゴを淡くしたような爽やかな味です。

食感はリンゴよりもカスっとしてるし、ジューシーさとかはないのですけど、まあ、食べられます。

あまり甘くない薄味で食感の悪いリンゴって印象。

ちなみに種が入っていて、それは食べられません。

みえ子は「 不味くはないけど、なんか子供のときの印象と違う 」と首をかしげてましたが、父は「 そんなことない!昔と同じ味で美味い 」とバクバク食べてました。

ナツメの味が昔と今で変わるとは思えないし、たぶんみえ子は子供の中の記憶が美化されてたのでしょう。

生のナツメはそんなにいっぱい食べられそうにないので、残りのナツメは甘露煮にすることにしました。

飛騨地方の郷土料理だそうです。

まずは洗ったナツメを水で茹でます。

すっごいアクが出てきてびっくりした。

で、アクを取りながら柔らかくなるまで茹でたら、砂糖と醤油とほんの少しの塩で味付けして煮込みます。

こちらが完成品。

何度もアクをとったけど、それでも残っちゃった。

この白くてねっとりしたアクがとても気になりますが、今さら取り返しはつかないので仕方ありません。

柔らかくなって表面がシワシワ。

おそるおそる一粒食べると、皮の中は煮豆のようななめらかな食感。

味は若干豆っぽい焼きリンゴ。

甘露煮にしたことで、甘くなり、元から強くはなかった酸味がさらにやさしくなります。

生で食べた時のカスっとした感じがなくなり、食感的にも味的にも甘露煮のほうが私は好き。

甘露煮だけど、オカズではなくデザート系ですね。

ただ、後味に渋みがちょっと残るので、アクはやっぱりもっとしっかりとっておくべきだったなー。

反省。

以上、ナツメを甘露煮にした感想でした。

最後まで読んでくれてありがとー。