石川県の海鮮BOX(竹本商店)
こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます。
月に一度のお楽しみ、どんな魚が届くわからない海鮮BOXをお取り寄せして捌いていくシリーズ!
ちょっと更新が遅れましたが、5月下旬の記事となります。
注文したのはいつも通り、石川県の竹本商店さんの旬の地物鮮魚詰め合わせ(3780円・送料別)でございます。
今回届いたBOXはこちら。
ぱっと見、すごいのが1匹いる!!!
開けた瞬間、ちょっと動揺しました。
サイズ的に袋に入りきらなかったようで、ヤツだけ直で入ってます。
では、中身を外に出してみましょう。
まずは袋に入りるサイズの魚たち。
右が上からトビウオ、茶はちめ(メバル)、カワハギ、アジ
左の上が真蛸の足(ボイル済)、下がたぶんカワハギ(推定)の肝と卵。
続いて、やべーやつ。
70cm-80cmくらいありそうな太刀魚!
太刀魚とか、切り身になった姿でしか見慣れてないから衝撃的。
すごい怖い顔してるな。
ではでは、さっそく捌いていきましょう。
まずは刺身にする魚。
こちらはカワハギです。
既に皮が剥いである状態で届いております。
皮がある状態だともっとかわいいです。
こちらは捌くのももう3回目なので慣れたもの。
頭を切り落とすのではなく切り落とすとか、三枚おろしにする手順が多少イレギュラーなところはありますが、比較的簡単なイメージ。
薄皮を剥がす作業だけは難易度高いけども。
こちらがカワハギの刺身。
ぱっと見は鯛みたいですね。
でも食べてみると食感が全然違って、もっとぷりっぷりしています。
捌いているとわかるのですが、むっちゃムキムキでアスリートみたいな身です。
味はあっさりしていて爽やか。
食べたあとの反省なのですが、もっと薄くスライスしたほうが身の特徴を活かせた気がします。
続いて茶はちめ(メバル)。
こちらは初めましてのお魚。
「 メバル 」と呼ばれる魚はシロメバル、アカメバル、クロメバルの3種類だそうですが、これはクロメバルなのかな??
捌いてみると、カワハギ以上にムッキムキの筋肉質な肉質。
腹身を剥がす作業の難易度が高く、かなり手こずって危うく左手の動脈を切るところでした。
魚を捌く練習を始めて1年以上になりますが、初めて感じた命の危機です。
メバル怖い。
で、こちらが刺身。
これまた見た目は鯛みたいですね。
食感は予想通りカワハギ以上にギュッとしまっててプリプリしてます。
私、こういう食感好き。
捌くのは大変だけど、美味しいなぁ。
ただ、こちらもカワハギ同様、もっと薄くスライスするべきでした。
「 筋肉質な魚は薄切り 」、覚えよう。
続いて、トビウオ。
トビウオにもいろいろ種類があるのですが、見た目ではよくわかりません。
こいつは邪魔なヒレさえとってしまえば、皮は手で剥けるし比較的簡単です。
ただ身はすごく柔らかいので崩れやすい。
とても淡白だし、小柄で身も少なかったので、今回も前回同様細かく刻んで和え物にしました。
ショウガとネギを混ぜ込んで醤油で味付け。
爽やかで初夏にぴったりな料理。
私はトビウオの食べ方は今のところこれが一番好きです。
こちらは、マアジ。
定番というか、三枚おろしの練習としてよく使われるお魚ですね。
こちらもトビウオと同様、皮は手で剥けます。
大きかったので、三枚に下ろした後、1つは刺身に。
脂がのっております。
で、残りはタタキにしました。
大葉を刻みすぎて森みたいになった。
アジは脂がのっているので、トビウオの和え物とはまた全然違った味わいとなります。
トビウオだと身が大葉の味に負けそうだったからいれなかったんだけど、アジは身の味も濃いのですごく良いバランス。
刺身も美味しいけど、やっぱりタタキが私は好きだな。
で、刺身の最後はマダコ。
こちらは既に茹でられてたのでスライスするだけ。
美味しかったのですが、ちょっと硬めに茹でられてて噛み応えがありすぎたので、一部だけ使って、残りは別の調理法にすることにします。
こちらが刺身の全体像。
見てわかる通り1枚1枚がすごく不格好で不規則なので、次回はもっとスライスの仕方に気を使わねば。
続いて調理しますのはカワハギ(推定)の肝と卵巣。
肝はさっと湯通しして、肝醤油にしました。
私、カワハギの肝醤油って食べたことなくて憧れだったんですよね。
まあ、これが本当にカワハギの肝かどうかはよくわからないんですけども。
カワハギのお刺身をつけて食べましたが、こってりまろやかで最高!
これ自体でも日本酒のツマミになりますね。
卵巣は煮つけにしました。
見た目はタラコみたいだけど、中身はとろっと柔らかくてびっくりした。
「 生煮え?! 」と不安になったけど、30分くらいは煮込んでたし、次の日お腹も壊さなかったから、たぶんこういう卵なんだと思う。面白い。
最後はやべーやつ。
まな板に乗り切らない太刀魚です。
太刀魚、皮の色がなんか古い刃物みたいで最初に見たとき「 カピカピなんじゃない?! 」って不安になったけど、触ったらぷりっぷりで新鮮ってわかった。
今回は天ぷらにするけど、刺身でもよかったかもしれない。
で、こんな薄っぺらい魚、どうやって捌くんだろうと思って検索してみたら「 大名おろし 」ってやつでいけるらしい。
通常の三枚おろしみたいに背側と腹側にわけるんじゃなくて、もう最初から一直線。
これがむっちゃ簡単!!
心配してたけども、今回届いた中で太刀魚が一番捌きやすかった。
こちらが身。
で、骨は骨せんべいにするので、ぶつ切りに。
薄っぺらいので、中骨もザクザク断てます。
で、身は適度の長さに切って、梅と大葉を巻き、てんぷら粉をまぶして油へ。
こちらが完成した料理。
もうね、身がこれでもかったくらいふわっふわで美味しかった!
淡白で上品な味の身に、大葉と梅干しがよく合う。
このままでも味ついてたけど、お酒のツマミには軽く塩を振ったほうがいいかも。
で、こちらは骨せんべい。
どうも部位によっては骨が太かったみたいで、全部ぼりぼりと食べられるやつと、一部食べれないやつがあった。
カリカリに揚げたからスナック感覚で、お酒のツマミに良い!
刺身で使いきれなかったタコは唐揚げに。
居酒屋の定番メニューですね。
美味しいに決まっております。
揚げた分、身はさらに少し硬くなったけど、唐揚げなら気にならない。
噛みしめる分、より味わえるし。
残った骨やアラは今回も味噌汁の出汁にして、全ての調理が完了!
今回は始めましたのお魚が2匹もいたし、大名おろしも習得できたし、スキルアップのできるBOXでした。
6月はちょっといろいろあって余裕がないから、次回は7月かな。
以上、5月のお魚レポート。
最後まで読んでくれてありがとー。