石川県の海鮮BOX(竹本商店)
こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます。
どんな魚が届くわからない海鮮BOXをお取り寄せして捌いていくシリーズ!
夏場は仕事が忙しく余裕がなかったので5カ月ぶり。
久々に取り出した出刃包丁はちょっと錆びて切れ味が悪くなっておりました。
注文したのはいつも通り、石川県の竹本商店さんの旬の地物鮮魚詰め合わせ(3780円・送料別)
今回届いたBOXはこちら。

赤い色の魚が多そうですね。
中身を取り出して並べてみました。

右側上から、カワハギ、せこ(蓮子)鯛、夢かさご、赤カレイ、アマダイ(グジ)
左上から、カワハギの肝、鬼エビ(イバラモエビ)
以上でございます。
夢カサゴと鬼エビが初めましての食材なので楽しみですね。
一度で食べきれる量ではないので、2日に分けて調理していきます。
初日、まずはお馴染みの赤カレイ。

なんかピントがずれてますが、とっても大きいです。
こちらはいつも通り煮つけにしたのですが、ネギがなかったので、代わりに玉ねぎを加えました。

これは一晩冷蔵庫で味を染みこませ、父のご飯のオカズにします。
作ったその日に少し味見をしてみましたが、身は柔らかく、とってもカレイらしい味がしました。
煮つけにする魚の中では、私はカレイが一番好きかも。
もし次に調理する機会があったら、バターを加えてみようかな。
続いて、刺身にする魚たち。
もはや常連となりつつあるカワハギ。

下処理済みなので、皮は剥がれております。
筋肉質でぷりぷりした身質は相変わらず。
前回の反省を活かし、今回は薄め(※当社比)の刺身にしました。

現在の私のレベルだと、これが限界でございます。
たぶん、包丁を入れる向きとか角度とかがあると思うんだけども、それがさっぱりわかりません。
で、こちらがカワハギの肝。

私、肝とか白子が大好き!
まずは臭みを取るための下処理として、お酒を入れた氷水に浸しておきます。

で、これをさっと湯通しして、

氷水で冷ましたあと、刻みます。

なんか画像だとむっちゃ赤く見えるけど、肉眼だともっと白っぽかったです。
リアルタイムでもレンズを通して見る色と実際の色が全然違ってたんだけど、いったいどういう仕組みなんだろう?
すごく脂がのってて、刻んだ包丁はびっくりするくらいヌルヌルになりましたよ。
続いて、せこ(蓮子)鯛。

以前は赤い鯛の仲間たち3種(真鯛、せこ鯛、チダイ)の区別が全くつかなかったのですが、最近は調べなくてもわかるようになりました。
せこ(蓮子)鯛は、ちょっと黄色味がかかっており、別名キダイとも呼ばれます。
半分は皮を剥き、半分は皮を剥かずに湯引きし、刺身に。

今回は苦手な湯引きがむっちゃ上手くいった!
で、刺身のラストは鬼エビ。

水揚げ量が少なく、あまり流通していない貴重なエビです。
ごつごつした見た目は、まさに鬼。

刺身として食べるには皮を剥くだけなんですけど、これがむっちゃ大変!
トゲが指に刺さって痛いこと痛いこと。
1匹目の途中で挫折しかけましたが、なんとか頑張って食べられる状態にしました。

トロっとしてて、美味しそうな見た目!
こちらが刺身の盛り合わせです。

大葉をつけたかったのですが、プランターに採りにいったら枯れていたので悲しかったです。
味の感想はというと、どれも美味しい!
でも特に、せこ鯛が今まで食べたやつとは比べ物にならないくらい甘くて絶品でした。
湯引きが上手くいったから??
ちょっと感動するレベル。
カワハギは相変わらずプリプリしてて、肝と一緒に食べるのが最高。
鬼エビは見た目通りトロっととろける甘さで、ボタンエビの上位互換みたい。
苦労して殻を剥いたかいがありましたよ。
鬼エビの頭は味噌汁に。

やさしくて上品なお味。
これとは別にカワハギとせこ鯛のアラからも出汁をとって別に味噌汁を作り、そっちは次の日、父が3回に分けて食べきりました。
さてさて、2日目。
ブサカワでユニークな見た目のアマダイ(グジ)。

当ブログでは2回目の登場でございます。
前回塩焼きにして美味しかったので、今回も。

皮つきのまま焼いて、剥いて食べます。
身は驚くほどしっとりしてて、繊細な舌触り。
味も淡白ながら旨味もあり、非常に上品。
京料理で使われるのがよくわかるお魚です。
ラストは初めましての夢カサゴ。

カサゴ系は、正直まだまだ全然見た目で区別がつきません。
前回調理したカサゴはもっと黒みがかった赤で水玉模様がついてたなぁ。
少しずつ覚えていこう。
今回は、せこ鯛の頭と一緒にシンプルな酒蒸しにしました。

素材の味を確かめたかったので塩とお酒と昆布だけで味付け。

最初にせこ鯛を食べたときは「 あっさりしてて美味しいなぁ 」と思ったのですが、次に夢カサゴを食べたら「 なにこれ、やばい!! 」ってくらい旨味がすごい!
同じ調理法、同じ白身魚でもここまで違うものかと。
せこ鯛も十分に美味しいんだけど、夢カサゴを食べちゃうと味が物足りなくなっちゃう。
そのくらい、身そのものの味が濃かったです。
これは他の調理法でもぜひ食べてみたい魚です。
酒蒸しをしたときに出た汁は、調味料とニンニクを加えてパスタに使いました。

美味しかったけど、出汁の味が上品すぎてニンニクと調味料に負けちゃったかも。
でも、出汁なしでは出ない風味はしっかりあったので、満足。
5カ月ぶりの海鮮BOX、今回も思う存分堪能しました。
今年中に、あと1回くらいは注文したいなぁ。
以上、2025年10月の海鮮BOSの感想です。
最後まで読んでくれてありがとー。