ナガラミ(ダンベイキサゴ)
こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます(・ω´・+)
まだ見ぬ食材を求めてネットをチェックする日々ですが、「 貝類 」に未知のものが多いことに気づきました。
『 そもそも日本にはいったいどのくらいの貝がいるんだろう? 』と気になって調べたところ、なんと6000種以上Σ(・ω・
食べられるものはほんの一部なんでしょうけども、ウィキペディアの食用貝(国内外含む)のカテゴリーには97もの項目(※2021年8月時点)が。
これは俄然興味が湧いてきました。
というわけで、本日紹介しますのは貝。
希少な巻き貝、ナガラミ(ダンベイサキゴ)でございます。
千葉県の飯岡ヤマイチ水産-大納屋-さんよりお取り寄せしました。
こんなん近所のスーパーで見たことない!!
既に塩ゆでにされているので、冷凍便にて到着後、解凍するだけで食べられます(*´Д`)
さてさて初めてのナガラミ。
いったいどんな貝なのでしょうか?
ナガラミとは?
ナガラミ(ダンベイキサゴ)は本州(秋田県男鹿半島および茨城県鹿島灘以南の地域)~九州の沿岸部に生息する巻き貝です。
日本では古くから食用とされてきましたが、近年漁獲量が減り、「 幻の貝 」とも呼ばれます。
身は小さいですが、アワビやサザエに似て美味なんだそうです。
オススメの調理法は塩ゆで。
お酒のツマミにもってこいのやつですね(ノ´∀`*)
大きさは4センチ程で、平たくてすべすべした貝殻はカタツムリそっくり。
我が家に滞在中の姪っ子(2歳)に、「 ほーら、今日の夕飯だよ 」と見せたら、「 カ、カタツムリは食べちゃいけないんだよっ!! 」と怯えてました。
大量だったので怖かったみたいです。
色や模様もいろいろ個性が。
つるつるして光沢のある貝殻は「 海の宝石 」とも称されるんだとか。
確かにとってもキレイ。
今回購入したナガラミは千葉県九十九里産。
九十九里浜の名産品なんだそうです。
ハマグリも有名だし、アサリやホンビノス貝も採れるし、千葉県は貝の楽園ですね。
どんな味?
ではでは、さっそく食べてみましょう。
入り口の膜を外し、爪楊枝を身に突き刺します。
で、殻の向きに合わせてくるくると回しながら身を取り出せばOK。
完全に解凍しきれていなかったので、入り口部分が少し凍ってます(;´Д`)
うまくいけば、肝まで取り出せますよ♪
ちなみに画像は父が取り出した貝です。
私はこんなに上手にはできませんでした(´;ω;`)
サザエを食べ慣れてる人は上手かもしれませんね。
さてさて、ナガラミのお味ですが、身は小さいながらも貝の旨味がたっぷり!
確かに味の系統としてはサザエやアワビっぽい。
肝はサザエほど苦すぎず、それでいてコクがありとても美味しい!
ついつい夢中になって食べているうちに、父と私の二人だけでほぼほぼ1kg食べてしまいました(ノ´∀`*)
日本酒をチビチビやりながら、爪楊枝でほじりだしつつ、ゆっくり食べるのに向いている貝だと思います。
まとめ
初めて食べたナガラミ貝。
見た目も素敵ですが、味もとっても素敵でした。
もうね、「 THE 酒のツマミ 」ってやつ。
身が小さい分、自分で茹でるのはかなり難しそうなので(茹ですぎると身が縮んで硬くなる)、貝類の調理に慣れてない人は私のように調理済みのを買ったほうがいいかも。
ナガラミのおかげで幸せな夕飯を堪能できたのですが、次の日、朝起きてキッチンのゴミ箱を開けると地獄のような匂いが待ち構えていました。
小さな巻き貝なので身を全て取り出すのが難しく、残った貝殻をきちんと処理しておかないと夏場は大変なことになります。
ゴミ袋で厳重に密封したあとにキッチンの扉と窓を全開にして風を通し、なんとかことなきを得ましたが、死ぬかと思いました。
魚介類を食べたあとの後片付けはしっかりね!(・ω<)b
・カタツムリみたいな見た目の巻き貝
・身は小さいけど美味しい!
・貝殻を放置すると翌日やばい
以上、幻の貝ナガラミを食べた感想でした。
最後まで読んでくれてありがと( ノ・ω・)ノ