プルケ
こんにちは!
食レポ熟女ヤギネでございます。
本日のゆるーい食レポ。
テーマはメキシコの国民酒プルケでございます。
メキシコには三大国民酒と呼ばれるものがあり、それがテキーラ、メスカル、プルケの3種なんだそうです。
テキーラは超メジャー級に有名だし、メスカルも芋虫が入ったものなどがよく知られていますが、プルケは初耳でした。
それもそのはず、プルケは賞味期限が非常に短くて、産地付近でしか飲まれてないんですって。
今回手に入れたのは缶に入った日持ちのするバージョンのものなのですが、ネットで調べたところ本場のプルケとはだいぶ味が違うみたい。
でも、まあ、産地はメキシコだし、気分だけでも味わってみようと思います。
ちなみに緑のほうがいたってシンプルなプレーンタイプの「 プルケ ナチュラル 」で、黄色いほうがパイナップル果汁入りの「 プルケ ココピニャ 」です。
他にイチゴ味のものもありましたが、これ1缶930円くらいするので、3本はちょっと予算的に厳しく諦めました。
黄色い缶(パイナップル味)の裏側には、すっごくメキシコらしい骸骨のイラストが。
メキシコといえば「 死者の日 」のお祭り。
死を怖がらず、死者と一緒に明るく祝うっていう風習、すごくユニークですよね。
さて、まずはプルケについての簡単な説明から。
プルケはマゲイという植物の樹液から作るお酒です。
リュウゼツラン科の植物で、日本人にとっては全く馴染みがありませんが、画像検索すると巨大なアロエっぽいものが出てきます。
そんなマゲイを発酵させて作るプルケは、色が白く濁っており、少しの酸味があり、栄養価が高いということで、なんか日本でいう「 どぶろく 」とか韓国の「 まっこり 」に似てそうですね。
では、さっそく飲んでみましょう。
まずはノーマルな「 プルケ ナチュラル 」から。
よく振ってから封を開け、グラスに注ぎます。
少し黄色がかった白色ですね。
そんなに濃くはなさそうです。
香りもあまり強くなく、注意深く嗅ぐとかすかにハーブっぽいというか、馴染みのない植物系の匂いがします。
では、いただきます!
すっごくあっさりというか、淡くて爽やかな味です。
乳酸飲料を思い出しました。
酸味と甘みがほんのりあるけど、イメージとしては濃縮タイプのカルピスを間違えて2~3倍量の水で割ってしまったような薄さ。
軽い分、ゴクゴク飲めて、食事とも合わせやすそう。
ちなみにアルコール分は5%でした。
よく味わうと、後味に植物っぽい苦みがあり、飲み続けてると徐々にそれが強く感じられます。
でも決して強い苦みではなく、「 飲みやすい 」と言っていいんじゃないかな。
続いて、「 プルケ ココピニャ 」です。
色は先ほどのノーマルなプルケよりも濁りが強いですね。
香りはカクテルのピニャコラーダみたいな甘くていい香り!
味はといいますと、香り同様、ピニャコラーダっぽい風味がありますが、やっぱりあっさり系で甘みは淡いです。
ニュアンスで言うと、ウォーターとフレーバーウォーターの違いみたいな感じで、プルケにピニャコラーダ風味がほんのり加わったみたいな。
食事に合わせても邪魔をする感じではないです。
でもこっちのほうが味の輪郭がとらえやすい分、より飲みやすいかもしれませんね。
薄っすらとした植物の苦みも、ノーマルタイプのものよりさらに感じにくかったです。
初めて飲んだメキシコのプルケ。
原料は全然違うけど、ざっくりとした味の雰囲気としては見た目同様、韓国のまっこりに似てるんじゃないかなぁ。
前述通り、本来は賞味期限が短い現地でしか飲めないお酒なので、本当の味はわからないけれども。
以上、メキシコの国民酒プルケを飲んだ感想でした。
最後まで読んでくれてありがとー。